時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

ユリが咲く

お隣さん宅で白いユリが咲いているなと思っていたら、数年後には我が家でも咲くようになった。最初は数本、そのうちにあちこちに、加えて、わざわざ植え替えたりするもんだから、今じゃ「もういらないよ」と言いたくなるくらい。花の色は白だけのものもあるが多くは紫色の筋が入っているから、多分、タカサゴユリである。これから先、庭のタカサゴユリは徐々に減らしていこうと思う。

タカサゴユリは花の外側に少しくすんだ紫色の筋が入るが、テッポウユリとの交雑や変異などで筋が入らないものもある。とても生命力が強い。現在は駆除指定されていないが積極的に植えないように、とのことらしい。
テッポウユリは日本固有種(南西諸島や九州南部が原産)で6~7月頃の開花、タカサゴユリは7~9月頃と開花時期が異なる。葉の幅は、テッポウユリ2〜3cm、タカサゴユリ0.5~1cm弱。
なお、タカサゴユリと同じころに咲くシンテッポウユリというのもあるらしいから、ややこしい。

繁殖力が強いからわざわざ植え替えたりしなくてもいい、植えるもんじゃない、と思ったのは、このタカサゴユリのほか、ハナニラ、ドイツスズラン。とにかく増えすぎて困るのだ。夕方から白い花を咲かせるツキミソウもあちこちに咲くようになったがこれはそのまま放置である。