時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

3回目の夏

3年前は1泊2日ではあるが月に3回も温泉泊に出かけたことがあった。それはそれは充実した1年間であった。ところがその翌年に新型コロナ発生、外出自粛を求められた。新型コロナって脅威度どのくらい? まだよく分からなかったから途端に出かけることがなくなった。もちろん、温泉泊なんてゼロ。やるべきことやりたいことがあったけど感染のことを考えて翌年回しにした。
その翌年つまり昨年、さらにその翌年つまり今年、なんだなんだ! 収束すると見せかけて年々感染が拡大してきているじゃないか。やるべきことやりたいことを一昨年にやっておけばよかった、と思っても後の祭り。

一昨年は身内に不幸があった。昨年は実家お隣の親戚、私より二つ下でまだ若かったのに。今年に入って、同じ寮に住み一緒に仕事をし一緒に旅もした四つ下の元同僚が亡くなった。そして今月初め、会社同期の一人が亡くなった。定年になってから最後に会ったのが3年前である。
コロナ禍になってからちっともいい話がない。自分の年を考えればしょうがないことではあるが。数年前の葬儀の、こういう時でしか会わなくなったね、という会話を思い出す。

コロナ禍3回目の夏、7月も今日で終わる。