時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

おでこピッ

新型コロナウイルス感染症の相談や受診の目安は「37.5℃以上の発熱が……」と当初言われた。
それでは朝晩の体温を測ろう、と押入れ奥で長い間眠っていた体温計を取り出したが、エラーになることが多かった。
壊れている、あるいは電池切れと決めつけて新たな体温計や電池を買いに行ったが、どのお店でも売り切れていていた。売り切れはマスクだけではなかった。
そのときのエラーの原因は、わきの下に挟むタイプだったためおそらく痩せすぎでうまく測れなかったのだろう。

と書いたのは4か月前。
もう8月になってしまった。いつの間にか、朝晩の体温を測らなくなっていた。
しかし、感染は収束という期待を裏切り、どんどん拡大し続けている。
これから先、どこまで拡大していくのだろうか。最早これまで、と観念するときが来るのだろうか。
今のところ、毎日朝を迎えられているのでありがたいが、一方、体力知力は少しずつ着実に衰えていく。

以前ちっとも買うことのできなかったマスク、あまり機能を求めなければ入手できるようになってきた。
Uマスクをネットオンラインで注文、近くの店舗受取にして、先日受け取ってきた。(Sマスクは依然として抽選に外れ続けている。)
その際、店の入口で非接触式体温計によるおでこピッ検温を初めて受けた。カミさんはその店や病院などの入口で、これまで数回経験済みとのこと。

カミさんが予防接種で、ある医院へ初めて行った。
受付で「体温を測ってください」と言われて「はい」。
検温しやすいように心持ち下を向くようにおでこを受付窓口へ向けた。
しかし、目の前に出されたのは……わきの下に挟むタイプの体温計だった、そうだ。

長かった梅雨が本日やっと明けた。これから暑い日が続くんだろうな。
ますます心身痩せ衰えていくが、どうすれば暑い夏のコロナ禍を乗り切れるか、おでこピッ、わきの下ピピッ、意味不明ピピピッ。