時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

寂しく悲し

高齢になると同年代の親戚や友人が少なくなっていく。
それはしょうがないことである。が、とても寂しいことである。

父は数年前に亡くなった。
残された母に電話するたび「早く迎えに来てと言ってるんだ」と聞かされる。(最近はあまり電話していない、ゴメン。)
何かに取り組めるなら、元気に歩けるなら、まだそうは思わないだろうけど、今の母にとっては「早く迎えに来て」なんだろう。
日々、寂しいよなぁ。

私はあまり話はしたことがなかったが何かとお世話になった近隣の方が亡くなっていた。
ここ田舎でも、昔と違って隣近所の付き合いが都会並みになってきた感じだが、すぐ近くの方が亡くなっていたのだ。
もう何ヶ月も前とのこと。つい最近、それを知った。ショック。

ごく内輪で葬儀を済ませる家族葬などが増えてきている。
私自身の葬儀もそれでいいと思っているが、ごく近くの方が亡くなっていて何ヶ月もそれを知らずにいたというのは、付き合いが以前より少なくなっていたとは言え、やはり、ショックである。悲しい。
家族葬… 遺族以外にとっての、亡くなっていたことを知ったときの寂しさ・悲しみ…。