時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

老を感じた

的確な計算ができなくなっている。

ある日、郵便を出しに行った。
普通の定型封筒だが特定記録の必要があったため郵便局まで。

「242円となります」
(やけに半端な金額だな、そうか、封書は82円だった。今朝は覚えていたのに。)

郵便物等受領書に必要事項を記入して渡し、支払いのため1000円札を用意して待っていた。
(そうだ、お釣りの枚数を少なくしよう。半端な2円だから10円を追加して1010円で。)

「1000円と…(怪訝そうな顔をして)10円でよろしいですか」「はい」

お釣りが返ってきた。768円。(しまったぁ…)
1000円だったらお釣りは758円、1010円にしたから768円。
不要な手間・会話をして、10円硬貨が別の10円硬貨になって戻ってきた。
決して、汚れた10円硬貨を交換したかったわけではない。

「10円は必要なかったですね」と正直に言ったら「…そうですね(苦笑)」

1050円にすれば良かったのかな、と歩きながら考えた。
その場合は、808円。ハハ。枚数は変わらないけど笑える。

これから先、私小銭入れが膨らむことが多くなるのかもしれない。