時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

ガス欠に注意

燃料計があと一メモリ。でも、往復40km位は大丈夫だろう、と出かけたものの、帰りは少し不安になった。

ボーっとしながらの運転だけじゃなく、不安な思いをしながらの運転も危ないよ。

帰ってきてガソリン補給後に取説で確認すると、残量9リットルでE文字が点滅する、であった。

なんだ、余裕だったじゃないか。

それにしても、ガソリン、高くなりましたね。

 


(実は)

今から10年前のお盆に2泊3日で帰省したときのこと。

往路、着いたときはガソリンがほとんどなくなっており補給が必要だったが、復路に近くのスタンドで入れればいいや、とそのまま実家へ。

帰りの運転のこともあるため、中学卒業30年同窓会は早めに帰ろう、の予定だったが、懐かしい面々の顔を見たら、不覚にも午前様になってしまった。

そして十分な睡眠を取れないまま復路。しかし、道路が混む前にと早めに実家を出発したため、スタンドはどこも開いてなかった。

仕方ないから高速道で入れよう、と八戸ICから八戸自動車道折爪SAを目指して走った。

しかし、しかし、SAにはガソリンスタンドはなかったのである。SAというよりPAであった。こんなはずじゃ… 睡眠不足にもかかわらず、目はシャキッ?

次は東北自動車道岩手山SA、八戸ICから100km近くもある。メータはEよりかなり下になり、やがて、ピクとも動かなくなった。こんなはずじゃ… 目はシャキシャキッ?

夫婦の会話は少なくなった。やがて、なくなった。険悪なムードになった。こんなはずじゃ…

ガソリンを節約するためにかなり遅い速度で走った。そして、途中で大喧嘩になる前に、やっと、どうにかSAに辿り着けたのであった。嬉しさで目はウルウル。

家内はそれ以来、メータが四分の一残っていても、「スタンドに寄らなきゃ!」