時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

婚約指輪

婚約指輪は一般的にはダイヤモンドが多いかと思いますが、誕生石でもいいですよね。

昔々、私も婚約指輪を買い求めることになって、誕生月を聞いたら4月。誕生石でもダイヤモンドでした。

ダイヤモンドの品質は 4C で評価されます。

色(カラー colour)、透明度(クラリティ clarity)、カラット(重さ carat)、カット(研磨 cut)。

婚約指輪の値段は給料の3ヶ月分と良く言われたものですが、今はどうなんでしょうか。

私も泣く泣く、バア〜ンと無理をして、3ヶ月分くらいの婚約指輪を用意したものです。

値段と4Cとを天秤にかけながら。

でも婚約指輪は無駄ですね。結婚指輪と違ってタンスの奥に眠ったままですから。

こう言うと、「女性はやはり欲しいものですよ」と家内に言われます。

最近、「本物のダイヤモンドが欲しいな、、やっぱり」と言われます。

「大きな アレ じゃなくて、ホンモノ が」

「持ってるじゃないか、昔無理して買ってあげた婚約指輪。それを加工すれば?」

あるとき、タンスを整理していた家内、

「昔買ってくれたダイヤモンド、見る〜? とっても小さいわよ〜、とっても」

なるほど、小さいかな。でも、小さい小さいと言うほどじゃなく、それなりの大きさじゃないか。

私が出せる精一杯の値段だったんだ。その当時は大きい方だったんだ。

その小さなダイヤモンドの指輪は、今は指が太くなって入らないそうです。

「指が太くなったから、相対的にダイヤモンドが小さく見えるんだよ」

家内の希望を叶えてあげることはできません。ごめんな、余裕がないんだ。