有線/無線 HOME LAN やモバイル環境で接続先(ネットワーク設定)を変える必要があるときに役立ちそうな「ネットワーク・マネージャ」を試してみました。(Debian, GNOME 環境です。)
network-manager-gnome(当然、依存関係にある network-manager 諸々含む)をインストールします。
/etc/group の netdev グループにユーザ名(あなた)を追加します。
/etc/network/interfaces は loopback network interface (lo) のみの設定にします。
次回から(あるいはネットワーク構成をリスタート後)、より最適なポイントへの接続が自動で行なわれるようになります。
NetworkManagerアプレットを左クリックし、接続先を選ぶこともできます。必要に応じて、ネットワーク名(ESSID)やセキュリティ・キーを入力します。
実際やってみると、いとも簡単に接続先が自動変更されました。今まで使ったことのないアクセスポイント(802.11g)に!
我が家の無線LANは古く、802.11g より速度の遅い 802.11b です。しかも、セキュリティ対策/ステルス機能で ESSID がわかりにくく any接続 は禁止です。
そのため、ESSID が判明しセキュリティ・キー入力が不要な any接続 のアクセスポイントに接続されてしまったようです。
慌てて我が家のアクセスポイントに接続変更しましたよ。
「無線はどこへでも飛びます」で書いたようにコマンド入力しなくても、今回のように簡単にアクセスポイントが判明し接続できるのですから、家庭内無線LANはやはりデフォルト設定のままじゃダメですよ。
「ネットワーク・マネージャ」の話に戻ります。
モバイル環境で頻繁に接続先が変わるような場合には有効ですが、家庭内で接続がほぼ固定であり、しかも、ESSID を隠しているアクセスポイントへの接続には不要ですね。
Linux(Debian) も自分で設定する部分が次第に少なくなってきました。
今や GUI は当り前。パッケージをインストールするだけ。設定入力する箇所はほんの少し。
Linux の敷居が次第に低くなってきています。