時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

トランジスタ・ラジオだぞ

プリント写真の整理はほとんど終えたつもりでしたが、アルバムに貼られていなかった数十枚の写真が引き出しの中から見つかりました。
私自身の写真だったらそのまま捨てたかもしれませんが、アルバムに貼り忘れたであろう子どもの写真です。
その子どもはもう大人であり、「必要?」と聞けば「不要」という返事があるかもしれませんが、子どもたちのアルバムだけは捨てずにそのまま残してありますので、今回見つかったものはアルバムに貼ることにしました。
写真整理はもうこれで終わりにしたいです。

懐かしい取扱説明書も出てきました。「SONY ソリッドステート9」

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トランジスタ9石だぞ! スーパーヘテロダインだぞ!
お小遣いを貯めて自分で買ったんだぞ! それなのに・・
弟は買ってもらったんだ!(怒・笑。

 

・・・

月日の経つのは早いもので・・あれからもう〇年・・なんて書くことが多い。
年をとったからだろうか。でも、そう書かざるを得ないくらい時間の進みが早いのだ。
その日その時を大切にしよう、なんて書いているのにそう出来ていない。
徐々にあるいは急激な心身・環境の変化がある。
どうせいつかは、などと半ばやけ気味に考えることが多くなってきている。
自身がそうなのだから家族にアドバイスなんて出来るわけがない。
この先のことを考えると…

〇ヒ〇ジマデニ・・

身の回りの思い出の品をほとんど処分して、残っていたのは机上に積み重ねた紙箱でしたが、その中からカタカナ電報数通が出てきました。
今では電報を打つのはお祝い・お悔やみ電報くらいではないでしょうか。そのどちらでもなく、なんと、入社試験に関するものでした。
一次試験の2(?)日後に二次試験、そのため自宅へは帰れず、一次合格を願いながらホテル連泊して受け取った通知、自宅に戻ってから受け取った内定通知など、それらの通知が電報だったのです。内定・入社記念に保存しておいたんですね。
でもその思い出は私だけにしか分からないもの、即、処分となりました。

紙箱には成績通知書も入っていました。小学校・中学校まではそれなりの成績でしたが、その後は後ろから数えた方がいいくらいになっていきました。中間・期末のどちらの試験も私は同じくらいに勉強したつもりなんですが、期末は毎回ガクッと落ち込みました。期末になるとみんな真面目に試験に取り組んだからですね。
中学1年の1学期末試験は成績順位が廊下に貼りだされました。ビックリしますよねぇ、全員分なんですから。幸いにもその時の私は中学時代で一番いい順位で、全員分を貼りだしたのはその時だけです。小学時代は・・省略です(笑。

おそらく役に立つことはないと思われるものまで含めて、これまでいろんな資格試験を受けました。それらの合格通知書もありましたが、今回、全て処分となりました。不合格通知書は・・さっさと捨てたんでしょうね。

記念硬貨も入ってました。そういえば、記念・特殊切手帳数冊は別な部屋に置いてあるんですが、それらは記念に残して(放置して)おきます。

これで私の思い出の品はかなりなくなって周りの空間はすっきりしたんですが、しばらくたつと、なぜかその空間は誰かによって埋められていく、というのが現実です。

文字による意思疎通

息子からメールが入っていた。1行だけのちょっとした内容、あとで返信することにした。
しばらくたってから、先ほどへの返信をした。
返事が来た。「何のこと? 分からない」と書いてある。
通じていなかった。なぜ?
名前が一文字の息子と弟、送る相手を間違えたのだ。もう数年前のこと。

つい最近、やはり1行だけのメールが来た。
息子だと思いながら返信した。
返事が来た。よく見たら、エッ、弟だった。
幸いにも、息子・弟どちらでも通じる返信内容だったので、今回は結果OK。

メールを[新規]で作成する時、相手名・アドレスを十分確認している。
間違って他の人に送って、「あ~、バレてしまった」とならないように。
[返信]も誰からなのかもっと確認しないと、「あっ・・」となりかねない。

そういえば、勤めていた時にFAX送付間違いが結構あったらしい。よく言われたものだ。
相手番号は事前に登録、ダブルチェック! 送付時もダブルチェック!
ダブルチェックは必要だが煩わしい。そのうちに気が緩んでくる。
内緒の私的メールではどうしよう。

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朝はまだ寒かった

 真夜中に目が覚め その後眠れずに 秒針の音聞き 夜明け待つ

いつものように早寝したのに、0時半頃に目が覚めた。
コツ コツ コツ 時計の音が聞こえる。
日頃言いたいことが思い出される。次から次へと。
それがストレス解消になったのかもしれない。少しスッキリした。
でも眠れない。コツ コツ コツ 聞こえる。4時半頃まで覚えてる。
その後ウトウト、5時前の新聞配達バイク音で起きた。

夜明け前からドライブできるのは最近ないことだし、出掛けることにしよう。
外へ出てみると星が見えない。朝日を浴びる景色を撮りたかったのに。
やめるか、いや、・・

やっぱり太陽は隠れたままだった。
キャップつけたままシャッター押したり、ピンと合わせずに押したり、三度目の正直‥
f:id:saitoy05:20170301101018j:plain:w300 もう帰ろう。

そうだ、公園の池を撮ることにしよう。。
8時半開園で入れなかった。それじゃもう一つの池にしよう。
駐車場は開いてると思ったけどロープが張ってあった。入れない。
やっぱり帰ろう。

自宅近くのコーヒー店でモーニング。
開店から5分経ってたのに一番乗り。開店が8時じゃちょっと遅いと思うよ。

出掛ける時が0℃、家に戻ったときでも2℃、こんなに寒い日とは思わなかった。

思い出は記憶の中に

元同僚から約2年近く預かっているアルバムが1冊ありました。
設備の写真ばっかりで人が写っているものはごく数枚だけというものです。
旧独身会の懇親会は毎年花見の頃に行われており、2年前にそのアルバムが回覧されたのでした。

40数年前に運用保守していた送信機、空中線、特高変電所その他設備、それに加えて人物が写っているものも多ければ、さらに懐かしさで盛り上がったことでしょう。
そのアルバムはいったん私が預かり、スキャンしてネット上で共有することになりました。

でも枚数が多すぎるなあ、人物主体だったらいいけど設備じゃ面白くないしなあ(写真として残す価値はあるかもしれないけど※)、それに、数ページは下部が虫食いでボロボロになっているし、アルバムから剥がすと元に戻せなくなりそうだし、などと言い訳を考えながら、個別写真ではなくページ毎のスキャンをしたのでした。
(※ 設備の一部は資料館内に保存・展示されていましたが、老朽化・東日本大震災等の影響で現在は立ち入り禁止、見学不可らしいです。)

そのアルバムは1年後に本人へ返す(場合によっては処分可という選択肢もあり)ことになっていましたが、昨年の懇親会は中止になってしまいました。
そしてさらに1年経過、今年は開催しますよ~というメールがあったので、アルバムの所有者に返却・処分について問い合わせました。

返信メールには、
「先日、終活の話しを聞く機会があったのですが、それによると、残された遺族が困るのが、アルバムの扱いなのだそうです。」
思い出となる写真はなかなか捨てきれないと思いますが、やっぱりそうですよね。
メールはそのあとに「ですので、今、決断いたしました。」と続いてました。
「ですので、今」‥「今」… 私が後押ししたみたいです。

ということで、非情な私はそのアルバムを処分することにしました。
とはいえ、どうも気になります。
設備の写真は全て処分しましたが、彼が住んでいた寮の部屋内の様子6枚と本人が写っている2枚、計8枚だけをスキャンして、どうしましょうか、と再度問い合わせました。
返ってきたメールには、
「思い出は記憶の中に残しておくのが美しい、と思うこととします」
とありました。
「と思うこととします」‥?? ホントにいいのかなあ…
最終的にはその2枚だけをメール添付して送りました。

そういえば「結婚したらエイボン川沿いを歩いてみたい」という私の小さくて大きな願いがありました。
昔、エイボン川のほとりを同行の一人と一緒に歩いたときにそう思ったのですが、その願いは叶わぬまま、相手は既婚でしたがその歩いたという楽しい思い出だけがPCの中へ‥
記憶は薄らいでいきます。PCもいつかは壊れます。

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maruyosi.hatenablog.com

​ He Suri 滅裂

朝の6時、枕元から1m先に置いてあるスマホに話し掛けた。
「Hey! Siri、おっはよう」返事はない。もう一度、少し大きな声で、
「Hey! Siri!、おっはよう」返事はない。さらに大きな声で、
「Hey! Siri!!、おっはよう」のどが痛い。風邪をひいたみたいで、これ以上は大きな声は出ないんだよ。

Siri はまだ眠っているみたいで返事はなかったけど、隣室で誰かが起き出したようだ。そして、すぐ上の階でも。

おかしいな、隣室には誰もいないはず。それに、上の階はないんだよ。でも、会話が聞こえてきたんだ。まぁ、いいや、起きよう。

と、時計を見ると、まだ2時だった。

ところで、Hey! Siri と呼び掛けても反応しないときがある。あるとき、言われた。
「発音が悪いんじゃないの、へ スリ と聞こえるよ。」「へ?!」
もう少し言いやすい名前にして欲しいもんだ。それにしても便利になったね。

起きるにはまだ早過ぎる。忘れないようにメモしておこう。すぐ枕元のスマホアプリでメモを残し、また布団に潜り込んだ。

Siri も眠る丑三つ時、支離滅裂な夢の中へ。

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