時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

腕時計

最近は腕時計を使っていない。時間に縛られる生活をしていないのでスマホ時計で十分である。だから腕時計はもう何ヶ月間もサイドボードの上に置きっぱなしであった。

ある日、その腕時計を見ると、「ぉ~ぃ」と小さい声で呼びかけるかのように、時分針は正確だが秒針が2秒ごとに進んでいた。「助けてくれ~」と言わんばかりに。
ソーラー式なので放っといても充電してくれるのだが、天気が悪く充電には明るさが足りない日が長く続いたのだろう。明るい場所に置き直して数時間後、キチンと秒針が進むようになっていた。

ついでに久々に腕時計をつけてみた。元々細い腕で少しぶかぶかだったが、ホコリの少し付いた腕時計はさらにぶかぶかになっていた。

 

夢の話は?

f:id:saitoy05:20160919144912j:plain:w150:right寝るには早いかなと思いつつ室内照明をオフにした。
すぐには真っ暗にならずホタルックの光が残る。
やがて眠りにつく。いや、なかなか眠れない。
いろんなことが浮かんでくる。これまでのこと・・。
よく覚えていないが、「あ、これは夢であってほしい」と思ったその時に目が覚めた。
夢であってほしいと思ったその夢は何だったんだろう。

「今日のお昼は外食しない?」と誘われた。「友達から先日聞いたそのお店に。」
今日は雨が降ったり止んだり、あまり気が乗らなかったが、こういうときに断るものではない、と近頃悟ったので出掛けることにした。
駐車場は5台だけと少ない。我々が着いたのは開店10分前、2台がすでに停まっており3台目が停めようとしていて、我々は4台目だった。「良かったね、停められて。」

ところが、1台が開店を待たずに去っていった。家族連れで来ていた左隣の車から一人降りたと思ったらすぐに乗り込んで去っていった。今度は右隣の車が・・。
ガ~ン、昨日今日と連休だった。10分間の期待は無駄に過ぎ去った。ゴ~ン。

「それじゃ(自宅の)近くに行こう」という提案に、大丈夫かいなという不安は言い出さずに素直に従った。「先着5名様限り\1980が\500というのがあるよ」「(もう11時半過ぎてるから・・)」私は口に出しては言わなかったけど雨の音は強くなってきた。

二つ目のお店に着く頃には雨は小降りとなってきた。もう5台以上が停まっていた。
しかし、誰もがその\1980を頼むわけではない。\500になるよ、とお店の中に貼りだしてるわけでもない(多分)。
「これ(\1980⇒\500)まだありますか?」「はい、ありますよ!」
海鮮丼 極、祝日でも提供するんだね。

ある日、「こういうものが引き出しから出てきたよ」と言われたのが金銭出納帳。
そういえば昔、少ない小遣いの使い道を書いていたっけ。全部お見せできないからその切れっ端を載せておく。
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フィルムを何本か買ったようであるが、パソコンに取り込んだ私の写真にはその頃のものはない※。アルバムに貼った写真を全部パソコンに取り込んだわけではないが、きっと、多く撮ったけどいい写真はなかったんだろう。いや、仕事で忙しかったんだ。(そのフィルムはどうした?)

今日は雨が降ったり止んだり、明日も降りそうだ。夢の話は流れていった。

(追記)
※子どもの写真がたくさん残っていた。あの頃は可愛かったなぁ、二人とも。

ランタナ

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この花はとても丈夫ですね。落葉して見苦しくなったのでかなり大胆に切り戻したものや、伸びすぎた枝を切り取って適当に地面に挿しておいたものが大きくなり、花の色に変化をつけながら咲いています。
我が家では毎年地面近くまで切り戻しているので大きくなったものを見たことがなかったのですが、あるとき私の背を超えたビッグを見たときはビックりしました。
とにかく丈夫そうです。国際自然保護連合「世界の侵略的外来種ワースト100」や環境省「要注意外来種生物リスト」に指定されていることをさっき知りました。

でも、丈夫ってことはいいことですよ。体が丈夫、心も強い、心も体も健康! 常にそうあればいいことです。今年の年賀状には「健康が一番」と書いていたんですが・・。
病気になると、体だけではなく心まで病んでくる、言動がきつくなってくる、いいことないです。
病気にならないためにはどうすればいいか、それは普段から・・もう分かり切っていることです。それができないから・・現実となってから悔やむんです。悔やむよりは反省しなさい・・もう遅いんです。悔やむことにならないように普段から・・(と、また言う)

男心・女心と秋の空 を書こうかな、と思っていて七変化を見たら、ちょっと違う方向へ進んでしまいました。おわり。

近況報告 のつもり

ある晩のこと。寝ていると何やら怪しげな音がした。
耳を澄ます・・(静寂)・・・あ、また音が。
蚊? いや、違う、ぷ~ん じゃない。
ネズミ? いや、違う。それじゃ、コウモリ??
??
な なんと、自分のお腹からだった。
ちゃんと夕食を食べたのになあ。

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昨日、2ヵ月ぶりに芝刈りを行った。狭い庭であっても私には大仕事。
前回よりも丁寧に刈り込んだので10時から16時ころまでかかった。
刈り込みバサミでジョリッジョリッ。長く伸びてるのでそう聞こえる。
三分の一くらい終えたところでの昼食は柿ピーでごまかし、頑張った。
ジョリッジョリッ。疲れたのなんのって。三分の一残そうかと思った。

この日は涼しかったし、日中の雨はなさそうだったので、始めたのだ。
翌日は雨予報だ、数日間できなくなる、これくらいで止めるのか、と。
ジョリッジョリッ。あと六分の一・・あともう少し、さあ頑張れ、と。

最後のジョリッ。もう疲れたのなんのって。やはり一人じゃ大変だよ。
シャワーを浴びて体重を測る・・この数か月間で3kg減った痩せ体。
それがさらに1kg減のレッドカード状態。でも身体動かしたからだ。
そう言い聞かせながらビール、そして夕食。よし1kg取り戻せたぞ。

この夏は暑さに負けてゴロゴロするばかり、体を動かしたのは久々だ。
今日は体のあちこちが痛い。でも、雨が降ってるのに気分は悪くない。
普段から少しでも動いていれば身も心も健やか爽やか!だったろうに。

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芝刈りを始める前に朝顔のカーテンネットを片付けた。
大輪だよ、と言われてもらってきた朝顔の種。
数年前にゴーヤのカーテン、その後は緑のカーテン無しだったが、花の咲くカーテンもいいかな、と期待しながら植え付けた。
植え付けが少々遅かったので開花も遅かった。やっと咲いた、一つ。しかし・・
あんれ~、元気がなくてお昼近くを感じさせるし、しかも小さいよ~。
翌日また咲いた。やはり一つの青い花。その数日後また一つ、累計三つの青い朝顔
さらに待つこと数日、あちこち咲き始めた。またもやしかし・・
ちっとも大輪じゃなく、しかも白・白・・なんだよ。
ガッカリしたなぁ。朝顔らしい色じゃなくて白(白さんゴメン)、白なんだよ。
結局、朝顔のカーテンと呼ぶにはスカスカで、綺麗さ涼しさを楽しむこともなく、いつしか秋の気配を感じるようになってしまった。

この朝顔の種をくれた方、実はその方も「大輪の朝顔」ということで他の方から頂いたんだそうだ。でも、咲いたのは白・白・・ 我が家よりも何倍もある大きな白花カーテン。

透過して見える景色、壁や天井・床に映るその景色、不思議な空間であった。
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どれがどこにどう映ってるんだ? 考えてもすぐには答えが出ない。
別な部屋では自分を映してみた。歪んだ姿、でもそれは間違いなく自分自身だ。
鏡空間、不思議である。鏡面の仕上がり・組み合わせで映り込むのが変わってくる。
左右上下反転、ひょっとしたら裏返しにもなるのか。今の私はその不思議な空間にいる。

天井への映り込みを取り入れるだけでも景色が変わって見える。
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そうなんだ。時々は自分自身を鏡に映してみなければ。
ほら、怖い顔をしているぞ。そのまま固まってしまうぞ。それでいいのか。

私の怖いもの

怖いものといえば「地震雷火事親父」と言われたりするが本当に怖いものって何だろう。

子どもの頃は確かに親父は怖かった。
いつも怒られていたわけではない(叱られてはいたけれど)。ある時、何か口答えしたら 鼓膜が破れたんじゃないかと思うくらい一発食らったことがあった。今でも覚えているのはその一回である。この私と違って普段は優しい父であった。

父と母は喧嘩しなかったそうである。いや、喧嘩にならなかったそうである。
夫婦いつも仲がいいというわけではない。何かがきっかけで口論が始まることもある。そんな時に母はプイッと知らんぷりしたそうである。(殴れるもんなら殴ってみろ、くらいは言ったらしい・・本当に殴ったら取り返しがつかないことになるから殴らなかったみたいだ。)
母は祖母から「男ってものはどうしようもないときがあるから、そういう時は女の方が一歩下がって知らんぷりすればいい・・」ようなことを聞かされていて、それを実行していたようである。
父は時々言ったそうだ。「お前はずるい。喧嘩しようにも知らんぷりして逃げてる」と。
(我が家とは違うなぁ。時代も違うけど。)

近くで火事の起こった記憶はない。火の元に十分注意すれば火事は防げると思っている。
外部から受ける火事は自分では防げない。でも、その確率は低いと思う。

雷、これは怖い。ここに移り住んで知ったのは雷が多いのとその怖さ。
光ってから数秒だからまだ遠くだ、と言ってるうちに、ズッス~ン、とてつもない地響きがした。ピカッ! 近くの鉄塔に雷が落ちた。カーテンを閉めたってその怖さは変わらない。でも、稲妻を窓から眺めるのが好きだったりする。
雷で停電になったことがある。あぁ、真っ暗だ、と玄関ドアを開けてみると、あれ、他の家には灯りが・・我が家の屋外のブレーカが飛んでいたのであった。
雷が近づいてきたら懐中電灯は確認しておこう。

雷は会社(建物内)で働いてる時も怖かった。
避雷針はあっても誘導雷がある。設備障害が発生したらそれを速やかに復旧させなければならない。いつ、どこに、どの程度の被害をもたらすか・・夜勤なんか二人だけになる。どうしてくれる。雷は怖かったなぁ。

雷に比べて台風はそう怖くはなかった。自宅は大丈夫かなぁ、と心配しつつ、会社にいれば建物が我が身を守ってくれる。まさか鉄塔は倒壊しないだろう、と。
どういうわけか、台風がやってくるのは私の夜勤の時が多かった。
ある晩、電話がかかってきた。「(墓場の近くで)火の玉が見えた。」
連絡を受けたのでゴム長履いて傘持って外へ出た。こりゃ無理だ、帰ってこれなくなる。
風が弱まってから現場へ確認しに行った。火の玉はなかった。設備にも異常はなかった。
台風の怖さランクは会社を辞めてからいくつか上がった。

地震、これはいつ襲ってくるか分からない。これまでに経験した大きな地震は二つ。
もっと怖いのは津波。一切合切なくなってしまう。

怖いのはやっぱり「自然災害」、そして最近思うようになったのが「病気」、怖い。

生きている

大きく口を開け牙を剥いているように見えませんか。(メドーセージ
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生あるものはいろんな表情を見せます。
よく見ると、小さな蟻んこもいますね。先日、家の中でくつろいでいたら私の腕でもぞもぞ遊んでいた1匹と同じです。(なぜ家の中に・・?)
外にいるならまだいいのですが、いや、庭のあちこちに蟻・蟻・・ごく小さいものから大き目のものまで多過ぎて困ります。
でも、私にとっては迷惑でも蟻さんは精一杯生きているんでしょう。

綺麗だねと買い求めた花苗を植え、毎日(?)世話をしていても、憎きナメクジが現れたり病気になったりします。鉢植えだとうっかり水遣りを忘れると元気がなくなります。地植えのものはいいですね、特に宿根草は。放っておいても大丈夫ですから。増えすぎて困るものもありますが。こぼれ種から発芽した草花も丈夫です。

狭い庭だけれど小さな苗木を植え、それが大きくなりました。大きくなり過ぎました。
脚立を使っても届かなくなったのでは困るので時々剪定はしているのですが、樹勢の強いものは剪定・刈込みに負けじと1年間でかなり成長します。
庭木の手入れを一度植木屋さんにお願いしたことがあったのですが、その仕事のいい加減だったこと、口うるさいだけでした。以来、庭木は私なりの手入れを続けてきました。
1年間=>私も一つ歳をとります。次第に私の手に負えなくなります。いつかはバサッと伐採しなければならない日が来ることでしょう。それまでは出来る限りの手入れをしていこうと思います。

(7/27 内容を一部修正しタイトル変更)