時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

マリーは橙

数年前、黄色のマリーゴールドを買い求めて庭に植えた。翌年にはそのこぼれ種から開花して買わずに済んだ。昨年は黄色だけではなく橙色も数株咲いた。はて? 橙色は買った覚えがないぞ。庭には黄色の方が映えるのだが、まぁいいか、買ったわけではないし。こぼれ種から咲くのは案外強いように感じる。翌年のために採種することにし、黄色と橙色の袋を分けて保管した。

今春、黄色と橙色の種をプランター左・右半分に分けて蒔いた。芽が出てきたが黄側の方が多い。橙側は弱いのかな、と思った。ある程度大きくなってきたので、別のプランターや庭に植え付けた。黄色と橙色がバランスよくなるようにと。

弱いと思っていた橙色が咲き始めた。次第に橙色の花数は増えていった。でも、黄色はさっぱり出てこない。しばらく経ってやっと黄色がぽつんと咲いた。

おっかしいなぁ、黄色と橙色の袋は分けて採種・保管したし、種を蒔く時もプランター左・右半分に分けたし、移植するときも色の違いは考慮していたし、どこでどうなったんだろうか。結果としては、プランターに交互に並ぶはずだった色は橙色、地植えしたものもほとんど橙色、黄色はほんの数えるほどしかない。

 プランターのマリーゴールド、咲いたけど葉がない、貧弱である。何ものかに喰われてしまった。そうなんだ。プランターは毎年同じ場所に置いている。そして毎年、せっかく咲いても育っても、それがマリーゴールド以外であっても、何ものかが現れて喰ってるのだ。犯人は?

庭先でよく目にするのは、ダンゴムシ、ナメクジ、アリ。どれも私にとっては迷惑なものである。いい対策はないものだろうか。