時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

ジジィッ

と音を立ててベランダの床の上に落ちてきた。仰向けになって時々もがいている。こんなに暑い時に、どうした、起き上がれないのかい? 聞いても返事はない。しばらく見ていた。

しょうがないな、起こしてあげるか。指を出したらしがみついてきた。壁に止まらせようとしたが上手に止まれなかった。それじゃ、と、手のひらに包み込もうとしたら「ジジッ」と1回。お、鳴くじゃないか、そうだよ、元気出しな。そして、庭木に止まらせてあげた。写真を撮ってる間、逃げない。1時間後もその場に留まっていた。

最近、セミの鳴き声が少ない*1。と書いた途端、どこかで鳴き始めたが、姿を見かけることはほとんどなくなった。幼虫、抜け殻も見かけない。(セミ抜け殻写真は15年前のもの)

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じぃ」と言うと場合によっては失礼だが、「じぃ」と言うとほんわかに感じる。アクセントや「ぃ」の位置によって随分と変わる。
ばぁ」「ばぁ」も同様。「な! ばばぁ」と声を出さずに言ってみた。

*1:7/31追記:忘れていた。私には数年前から、PCファンの音(当初)セミの鳴き声(最近)が常に聞こえているんだったよ。