時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

目フィルタ

今から25年前のことになるが、国立競技場でのヴェルディ川崎vs横浜マリノスの試合を見に行った。
目に入る選手はテレビと違って小さく、しかも、雨が降り出して寒くて、それでも目の前で繰り広げられる試合の臨場感は素晴らしかった。テレビに大きく映し出される選手や競技場の雰囲気をはるかに超えるものがあった。

花火大会へはもう何年も見に行っていない。以前は自宅の周りがガラガラだったので高~く打ち上げられた花火を見ることができた。そしてその後、ズ~ンという低音が聞こえてきた。今では家屋が増えて花火は見えなくなったけど音だけは聞こえてくる。
打ち上げ会場の近くで見る花火は重低音を身体で感じることができる。混雑するのを避けて遠くから、あるいは自宅のテレビ等で見るのとでは当然異なる。

このように、カメラなど道具で作られる写真や動画を眺めるのと、自分自身の目、感動感激というフィルタを通して眺めるのとでは、大きな違いがある。

さぁ、パソコンばっかり眺めてないで、実際に外へ現地へ出かけよう。