もともと字が下手だったのに、年をとってさらに下手になってきた。
つれあいにも言われた。（言われたくない、おまえさんよりまだマシだ。）
自分の住所や名前を書く機会は意外とある。それが苦手である。
特に毛筆。筆ペンのようなものであっても字の下手さは隠せない。
毛筆でささっと書ける人、いいねぇ。
そういえば、小学校長期休みで出される宿題の一つに習字（毛筆）があった。
いくら頑張ってもうまく書けない。
ついに父上、登場。（父は字が上手だった。）
私に代わって書いてくれたのではない。
父の書いた紙の上に私が書く紙を重ね、透けて見える字をなぞったのである。
何枚かそういうふうに書いて、一番良さげに見えるものを提出した。
習字だけじゃなかったな。図画・工作、日記・作文等、いずれも才能なし。
あぁ、余計なことを思い出してしまった。
