時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

ある夫婦の...(非常食)

夫婦二人どこへも出掛けずに暇そうに家にいると、何が起きるか…

テレビを見ていた家内、何を思ったか押し入れを開け、奥に入っていた段ボール箱を引っ張り出した。

そして中から取り出したのは、非常食として保管してあった「カンパン」その他缶詰。

「これ、まだ食べられるよ。古いものから早く食べよ〜。」

缶の底を確認すると、「品質保持期限2004年11月」と書いてあった。ん〜、新しいものも2年前か。

品質保持期限からどのくらいの期間、食べられるんだろうか。外観上は大丈夫のように見える。食べている家内の顔を見ると、暇と空腹を満たすことが出来て満足げのようであるが。

缶の中を覗いてびっくり。「あ、もうこんなに食べたの?」と聞くと、

「下の方に入ってる(見えてる)氷砂糖を食べたくって...」

私も1個食べてみた。大丈夫そうである、、、今のところは。

「この缶には蓋がないね。しけてしまうね。」

結局、その缶はあっという間に空っぽに。