時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

時は流れていく

長年使っていた腕時計がとうとう本当に動かなくなってしまった。それじゃ、と机の中に入れっぱなしの懐中時計を出してみたが、そちらも止まっていた。そりゃそうだ、電池交換したのはもう何年も前のことだから。
その懐中時計を時計屋さんに持って行った。
「お客さん、傷が付いてますね、無理にこじ開けようとしたんですか」「電池交換しても動かないですよ」「修理見積り取りますか、見積りだけなら無料ですよ」「修理しないんじゃ勿体ないですよ」

数日後に見積り金額を確認の上、修理してもらうことにした。そして約3週間後、無事、動くようになって戻ってきた。
何年前の時計なんだろう、と裏を見ると、「東北新幹線開業記念1982昭和57年6月23日」、この日に大宮〜盛岡が開業したのだ。
(1985昭和60年3月上野〜大宮、2002平成14年12月盛岡〜八戸延伸)
私の名前が入っている父からのプレゼント。時は流れていく。