時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

セミ

ベランダで引っくり返っていたセミ

雄なのに鳴くこともせず、逃げ出すこともせず。

内側の小さな羽は少し縮れていた。

庭の木に放してあげた。

1時間でも長生きしてくれますように。

昔むかし、小さかった頃、おじさんの山仕事について行きました。

セミが鳴いていました。おじさんが言いました。

「木の根元を思いっきり蹴ってごらん。セミが落ちてくるから」

半信半偽ながら、思いっきり蹴ってみると、、

セミが落ちてきました。本当の話です。