時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

自然に目を向ける

自然観察セミナーに参加しています。

1回目は5月初旬、塩原大沼周辺の野鳥観察でした。

双眼鏡(野鳥観察には7~10倍が適当)を貸してもらえたので助かりました。
初めての野鳥観察だったので「あそこにいる」と言われてもなかなか捉えることが出来ず、また、肉眼で確認できたので双眼鏡を覗くと「あれ、どこだ?」という超初心者でした。

いろいろ教わったのですが、その一つに「聞きなし」があります。
聞き做しとは鳥のさえずりを人間の言葉に置き換えたもので、例えば、ウグイスの「法 法華経」があります。
センダイムシクイ:「焼酎一杯グィー」「鶴千代君~」
ホオジロ:「一筆啓上仕り候」「テッペンハゲタカチョウキチロウ」「サッポロラーメンミソラーメン」

神鳥谷という地名がありますが、その読み方は今はヒトトノヤ、でも昔はシトトノヤだったらしいです。
ホオジロ類の古名はシトド(鵐)・ミコドリ(巫鳥)・神鳥、つまり、神鳥谷とはホオジロのいる谷地、シトドノヤ・シトトノヤ・ヒトトノヤ・・なんだそうです。
異説として、シトド/ひどく濡れた様・シトドノヤ/ひどく濡れた谷地、というのもありますがそれでは神の説明がつかない、とかなんとか・・。

市の鳥:セグロセキレイ、県の鳥:オオルリ

2回目は6月初旬、奥日光湯滝・東大日光植物園周辺の樹木・植物見学でした。
往路のバスの中でも、樹木と生育環境、植物の環境適応、奥日光の自然史などの講義がありました。

フィトンチッドは森林浴で気分爽快となる芳香物質?、いや実は、植物が出す物質には他の動植物・微生物との相互作用があり、樹木はお互いにフィトンチッドを出し合って枝の交錯を防いでいる(他の植物の成長を抑制し合っている)。隣り合う樹木の根はこんなに複雑に入り組んでいるが枝は交錯していない・・。
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日光植物園は小石川植物園の分園です。
入園料は有料(個人400、一般団体300円)だが、これを観に入ったんだ、と講師が説明したのがコウホネ、中央の黄色い花です。
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千手ヶ浜の群生地では見事だと思われるクリンソウが園内でも咲いていました。

市の木:シラカシ、県の木:トチノキ

自然観察セミナーは全5回、3回目は7月中旬の埼玉県立自然の博物館見学と長瀞散策、まだ続きますが、このセミナーに関するブログ記事は多分これで最後?