時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

国民球

階段の1階側足元に小さな電球がついている。常夜灯である。
これまでほとんど点けたことはなかったが、薄暗い中、階段付近を歩くのに少々不安を感じるようになったんだろうか、今年になって点けるようになった。他の照明がなくてもこの灯は思いのほか明るく、まさに役に立つ常夜灯であった。

昨夜、いつものようにスイッチを入れた。点かない。切れたかな、と電球を外し振ってみたが、小さすぎるのか音は聞こえなかった。念のためもう一度着けてみた。点いた。
なんだ、切れてないじゃないか、ともう一度外して再度試したら、今度は点かない。
さらにもう一度、、点いた。しかし、先ほどもそうだったが、以前よりかなり明るいのである。
こんなに明るいはずないなぁ。この状態を続けるのはまずいんじゃないの。と、昨夜は点けなかった。

今日、出掛けたついでに電器屋さんに立ち寄った。
これまで使っていた電球は110Vの文字が見えただけで何Wなのか分からなかったが、同じような大きさで5Wのものがあった。国民球、装飾照明に最適、とある。
多分これでいいんだろう、と、それを買い求めた。
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帰宅後、早速電球を取り替えた。点いた。明るさは以前と同じくらい、違和感はない。
これだ、これだ、国民球。でも、国民と名前が付いてるけど、この電球を常夜灯として使ってるお宅はもう少ないんだろうなぁ。
住居・住人が共に老いていくのを感じた次第である。