時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

ああ、右脳的センスよ..

日光彫・写真・絵画クラブ合同展が道の駅で開催されていたので、立ち寄って鑑賞してきた。
在学中に基礎技術を学び、卒業後もお互いに切磋琢磨しながら日々研鑽を重ねている、とある。
順次ひと通り鑑賞した後、今度は逆順にまた鑑賞した。素晴らしい作品ばかりであった。

日光彫、私には経験がない。彫ったといえば、小中学生時代の木工製作程度。
絵画、同じく授業中の水彩画程度である。
工作の時間は嫌いではなかったが、絵を描くのが下手で美術の時間は苦手であった。
写真に関しては、子どもの頃に父のカメラを借りて撮影したことがあり、社会人になってからもしばらくの間、撮影したり焼付け(カラーネガ)を行ったりしてはいた。
しかし、いずれも出掛け先での記念(記録)写真の範疇であり、自己主張できるような
シロモノではなかった。

こういう展示会(特に写真展)にはたまに立寄ったりするのだが、そのたびに落ち込んでいる。
私にはこれほどの作品を撮る(創る)能力がない、と。
記録や記念だけのための写真ならば撮れないことはない。
しかし、いわゆる芸術的なものは疎か、自己主張できるようなものは、私にはやはり無理だ、と。

写真や絵画は、ただ綺麗に美しく見えればいいというものでもない、と思う。
その方が撮影し、創り上げた作品は、何かを主張しているのだろうけれど、それは何か。
考えてもなかなか浮かんでこないこともある。私に足りないものがあるから。
ブログで皆さんの写真や絵画を観ても同様である。
鑑賞というより、ただ眺め、ただただ感嘆するのみである。
ああ、右脳的センス、感性は…。

今回の作品展を鑑賞してみて、「時悠生活」と言ってることに少々恥ずかしさを感じた。
人生の生き方・満足度が足りない、と。