時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

道を間違う

会員様「限定」、特別ご「優待」、○日間「限り」などの文字列に何と弱いことでしょう。
私は今日は(も?)カミさん専属運転手でした。
いつもは10時開店ですが3日間だけ9時45分開店、しかも、入り口は1箇所だけ、それじゃぁ混むでしょう、と余裕を持って早めに出たのですが着いたのは15分前でした。
すでに多くのお客が通路に階段にいっぱいになって開店待ちでした。車を停められただけでも幸いでした。

1時間ちょっと経って早めの昼食にしたんですが、あまり買えなかったというのです。
なんと、家を出る前に財布の確認を忘れたそうです。それじゃ何も買えなくなりますね。
ただ見るだけのつまらない遠出になってもしょうがないので、小銭で膨らんだ私の財布から少しだけ貸してあげました。(ないものは貸せません、あげられません)

昼食前は本屋で暇をつぶしていたのですが、昼食後は車に一人戻りました。眠気が急に襲って来ました。
どのくらいウトウトしたでしょうか。うめき声が聞こえたので外を見ると、、
果物一箱とその他大きな紙包を抱えた、見かけたことのあるオバサンが「重い、助けて〜」
車を停めたのは駐車場の一番遠いところでしたから、そんな重い荷物があるんだったら電話すればよかったのに。(寝ていて気が付かなかったかもしれませんが)
車に乗り込んでからは後部座席で「腰が痛い、腰が…」と言いながら眠り始めました。
眠る者を起こさないように、急発進急ブレーキ控えめ安全運転です。

ある交差点で曲がりました。
あっ、しまった、一つ手前だった。と思ったそのとき、「また、間違ったね」。
なんでこういうときに目を覚ますのでしょうか。
また、と言われましたが、その場所は今回で2回目です。(やっぱり、また、ですね)
車を運転していて道を間違ったかな、と思っても来た道を戻ることはあまりしません。
前を走る車の流れについてこのまま進めば多分また戻れるだろうと。(もちろん、失敗することもあります)
でも、人生の道だけは間違いたくないですね。標識のない五差路のように悩んだとしても。
自分のこれから先を考えると、元に戻るのはおそらく不可能でしょうから。