時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

小さくて可愛い思い出

初めて買ったノートパソコンはWindows3.1の COMPAQ Contura Aero 4/33C、今では信じられない16色, HD170MB。16万色,170GBじゃないですよ。画面サイズは640x480、RAMはわずかに4MB、私の財布ではこれに4MBを増設するだけで精一杯でした。本体サイズは260x190x43mmと小さく可愛いらしいものでした。

話は変わって単身赴任・・
金曜日の夕方は残業することなく「では皆さんお先に」と真っ先に会社をあとにして自宅に帰り、月曜日の朝には一番列車に乗って上野・東京と乗り換え、単身社宅のあった駅でいったん降りて社宅へ、そしてまた駅に戻り会社のある駅まで、という通勤を毎週一度繰り返しました。
会社待機(宿泊)は数回ありましたがそれ以外のほとんどの週末は自宅へ帰りました。
心理的な面もあったからでしょうか、金曜日に自宅へ帰るときは3時間強で列車が速く感じられ、月曜日は4時間近くかかってました。(金は元気に月は元気なく)
単身赴任でありながら毎週末にはどうにか自宅へ帰れたのですが、それでも私には二重生活がしんどかったです。
あるとき「行ってくるよ」と言ったら子どもが「もう帰ってこなくていいよ。」
小さくて可愛い子ども、冗談とは分かっているんですけどあのときは結構効きました。忘れられません(笑。

その単身赴任中は携帯電話を持たされました。
まだ大きくて重くて、出歩くときは常に持ち歩けなんて大変だよ、でも、週末に自宅へ帰るのを黙認してくれるから我慢するか、でした。
電話が掛かってきたら場合によっては会社に戻らなければなりません。電話が掛かってきませんように、いつもそう願ってました。
会社との緊急連絡のために持ち歩いたんですが、家族との連絡もあっていいんじゃない、とカミさん用に携帯電話を買いました。自費、高かったですねえ。通話料は・・内緒。
もう機種名は忘れたのですが、フリップをパッチン開け閉めした富士通製のずんぐりむっくり、しかし、小さくて可愛らしいもので、多分、デジタルmova F101 HYPER だったような気がします。

上で述べたパソコンや携帯電話はすでになく、処分するんじゃなかったと今になって思っています。小さくて可愛いかった思い出は大切にしましょう。

特別お題「おもいでのケータイ」 に関する部分は少なかったですね。

sponsored by KDDI