時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

文字による意思疎通

息子からメールが入っていた。1行だけのちょっとした内容、あとで返信することにした。
しばらくたってから、先ほどへの返信をした。
返事が来た。「何のこと? 分からない」と書いてある。
通じていなかった。なぜ?
名前が一文字の息子と弟、送る相手を間違えたのだ。もう数年前のこと。

つい最近、やはり1行だけのメールが来た。
息子だと思いながら返信した。
返事が来た。よく見たら、エッ、弟だった。
幸いにも、息子・弟どちらでも通じる返信内容だったので、今回は結果OK。

メールを[新規]で作成する時、相手名・アドレスを十分確認している。
間違って他の人に送って、「あ~、バレてしまった」とならないように。
[返信]も誰からなのかもっと確認しないと、「あっ・・」となりかねない。

そういえば、勤めていた時にFAX送付間違いが結構あったらしい。よく言われたものだ。
相手番号は事前に登録、ダブルチェック! 送付時もダブルチェック!
ダブルチェックは必要だが煩わしい。そのうちに気が緩んでくる。
内緒の私的メールではどうしよう。

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「私は嘘をついたことがない」と言ったら信じてもらえるだろうか。
誰も信じないよね。それじゃ「私は嘘をつけない」はどうだ。まだ駄目か。
「私は上手に嘘をつけない」 これならどうだ。嘘はホントに下手なんだよ。

嘘をついたわけじゃないけど誤解しやすい文面で結果的に嘘になってしまうことがある。
面と向かい合っての会話だったら、相手の顔色をうかがいながら誤解のないように言い方を変えられる。
しかし、文字にすると、読み手によってはその時の気分で感じ方・捉え方が異なり、思わぬ方向へ持っていかれることもある。
文字だけによる意思疎通って意外と難しい。