時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

風の強い日、ゴンドラは

昨日、シロヤシオを見に出掛けた。別名、ゴヨウツツジ愛子内親王のお印でもある。
連日天気があまり良くなく、当日も危ぶまれていた。前日はお昼頃まで雨、翌日は夕方から雨予報、にも拘わらず当日だけは朝から青空、さすが晴れ男である。

集合は朝7時、いつも10分前にはほぼ全員が集まっている。
しかし、送ってくれるカミさんが1時間勘違いしており、私が着いたのは5分前、一番最後だった。
「遅かったじゃないか」と誰も口にすることなく、2台のプリウスは静かに走り出した。
「青空天気、今日はいいね! でも、なんか風強くない!?」「まさか、ゴンドラが動かなかったりして.. 」

途中、黒磯PAに立ち寄り、300円引きの那須ゴンドラ往復券を入手。そういう前売り券があるのは知らなかった。因みにJAF割引は100円、5名までである。

そして.. 着いた、マウントジーンズ。それにしても風が強い。シューズに履き替えていた誰かのサンダルが飛んでいった。私のじゃないからいいや、と一瞬思ったけれど、運転してくれている方のものだったので、数十メートル必死になって捕りに走った。さらに風に飛ばされる前に、と。
そういえば、諏訪岳の時も風が強かったなあ、ちっとも風邪男じゃないのに。
maruyosi.hatenablog.com

ゴンドラに乗りに行くとエスカレータ前に看板があった。

本年度のゴヨウツツジは例年より10日前後早く開花し、5/31現在、ほぼ全てのゴヨウツツジが花期を終えております。。。

そして、エスカレータを昇り終えると、なんと意に反して、いや、予想が当たって、強風のため全面運休。そりゃそうだ、風が尋常じゃないもんな。
こうして、シロヤシオを見ることなくゴンドラにも乗ることなく最初の予定は終わった。

次の目的地は那須平成の森、駒止の滝。

日光国立公園 那須平成の森 | 那須平成の森は、東京から約180キロメートル、栃木県の北部、雄大な那須連山の山麓に広がる那須高原にあります。

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フィールドセンター駐車場に車を停め、駒止の滝観瀑台を往復。風が強いなか、1時間ちょっとの散策を楽しんだ。
昼食はフィールドセンター建物の陰で風を避けながら、メンバーの一人が作ってくれたおにぎり等で済ませた。

ゴンドラ乗車が出来なかったので時間が余っている。那須八幡ツツジ群落に立ち寄りながら沼原湿原※に行くことになった。

八幡ツツジ群落は環境省指定「かおり風景百選」の一つであり、23ha20万本、文字通り圧倒的なツツジ群落! らしい。残念ながら今年の花期はどこも1週間以上早いようである。

そして、沼原池・湿原
(※追記:沼原湿原駐車場入り口付近で6/11朝、一人で山菜取りに来ていた60代男性がクマに襲われ頭や足を噛まれて負傷しているのが発見された。)

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風により剥がれかかっている説明板を抑えながら、説明をする+それを聞く6人、そして、肖像権の関係から後ろ姿を撮る私、計7人である。

沼原湿原では、サゼンソウ、ニッコウキスゲオニシモツケ、ノハナショウブ、ヤマトリカブトなど四季折々の花を楽しめ、周囲にはレンゲツツジシロヤシオシャクナゲなどの群落もみられる。

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沼原池は揚水発電用の水を貯水する上池。沼原発電所は2km先の地下にあり、3台の発電機で最大67.5万kW発電。揚水発電とは、深夜の余力電気を利用して下池(深山湖)の水を上池に汲み上げておき、昼間必要に応じてこの水を下池に落として発電する。

沼原湿原散策を終えてもまだまだ時間がある。温泉に入りたいという意見があり、板室温泉へと向かった。

www.kuroiso-kankou.org

綱の湯(立ち湯)とは、梁から下がる綱につかまりながら腰まである深めの浴槽につかる板室独特の入浴法。現在体験できるのは「板室温泉のゆグリーングリーン」だけ。

板室温泉のゆグリーングリーン日帰り温泉入浴施設で、入館入浴料は65歳以上が200円、ということで、私だけ500円だった(笑。
綱の湯は男女週替りのようだが運よく入ることが出来た。
入浴後、さあ、蕎麦でも食べようか、となったが、あいにくと営業は終わっていた。
途中、蕎麦店を探しながら・・・時間は3時過ぎ、どの店も「準備中」のため、那須ガーデンアウトレットに立ち寄って皆で二八蕎麦を食し、帰路についたのであった。

皆さま、お疲れさまでした。ところで、どなたですか、風男は。