時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

名刹と旧跡を訪ねるみち

関東ふれあいの道・栃木県コース17「名刹と旧跡を訪ねるみち」を歩いてきました。
思い立った経過は過去記事「関東ふれあいの道」の通りです。

下館駅でJR水戸線から真岡鐡道に乗り換えて、久下田駅から真岡駅までの田園地帯を歩くコース、栃木県関東ふれあいのみちパンフレットには 16.2km・所要時間(目安)4時間40分とありました。

水戸線Suicaが使えますが真岡鉄道では使えません。真岡線ホームは駅の改札を出ないでJRのすぐ隣なんですね。真岡線ホームの手前でSuica出場タッチしました。
あ、切符はどこで買うんだろう、と改札口まで行って聞くと、改札を出て券売機で買ってください、とのこと。先ほどSuica出場タッチした旨伝えて、切符入手後改めて改札を通りました。
でも、そうする必要はなかったんです。出発まで時間があったので係員が車内で切符販売してました。
また、ワンマン列車のため、後ろから乗車して前から降車するときに運賃清算出来たのでした。
久々に乗ったローカル線、初めてのワンマン列車、慣れない列車プチ旅でした。

関東ふれあいのみちコース一覧(栃木県)からダウンロードしたコースマップ1枚を手に、久下田駅から歩き始めたのは09:09でした。

長栄寺まで1.2km、近いです。でも歩き始めた道はそのコースマップと微妙に違うような気がしました。
間違ってもいいや、と普段なら進むことが多いのですが、平日に田畑の中を歩くことになり、車とはすれ違っても会話することは少なかろう、最初から間違うよりは、と、近くで作業していたおじさんに聞いたのでした。

長栄寺
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慈覚大師により創建されたと伝えられる寺ですが、現在はご覧のとおり、楼門のみです。

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地面に「関東ふれあいの道」の標識が転がってました。いや、方向は大体合ってましたので、このように設置したのでしょうか。いやいや、そんなことはないだろう、と。次は高田山専修寺、6.3km。

途中、鹿古墳群のそばを通りました。
古墳時代後期には12基以上あったらしいですが、現在では前方後円墳の天神山古墳と3基の円墳だけだそうです。
歩きながら見たのは、八幡宮↓の後方にあった古墳らしきものだけでした。
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先は長いです。ただひたすら歩きます。まだ歩けます、歩いてます。適当に1枚。
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やっと着きました。でも、遍照寺であって専修寺ではありません。その左側も違います。
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専修寺はどこなんでしょう。うろちょろしていたら、その両者の間に細い道がありました。

高田山専修寺(せんじゅじ)、親鸞聖人によって建立されたと伝えられ、境内全体が国指定史跡です。
桜門
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如来
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御影堂
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総門
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境内を一通り見て、さて、次は桜町二宮神社へ行きたいのだが、どう行けばいいのだろう。
団体さんが総門を出ていきましたので、私も総門を出てから北へ向かいました。
コースマップの通りではありません。行き止まりで戻ったりしながら、多分あっちだ、と。
しばらく進んでから専修寺の森の標識が見つかり、すぐそばの小川ではザリガニ釣りをしているおじさん二人。餌はサキイカだそうですが、匂いのするものなら何でもいいそうです。
自宅へ戻ってからWebの資料を見たら、歩道は境内を通り専修寺の森へと続きます、とありました。
境内にあった案内板の写真は撮ったのですが、その時によく見ておくべきでした。
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さてさて、どうにか途中から予定の道に戻ることが出来て、先ほどの専修寺から次の目的地まで2.0km、この区間はそんなに遠くには感じませんでした。

桜町二宮神社
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二宮尊徳(金次郎)を祭神として祀る神社です。

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桜町陣屋跡
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二宮尊徳がこの一帯の農村復興に務めた拠点・役所兼住居跡で、国指定史跡です。
今回のコースの踏破認定撮影ポイントです。ご自分の入った写真を撮り忘れないように。

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一応、予定した箇所を訪れましたので、あとは帰るだけです。でも真岡駅まで6.7km、遠いんです。
田園地帯の中をテクテク、そのうちに左足薬指に豆が出来て痛くなってきました。
ときどき標識がありましたが、先ほどからそんなに歩いてない。距離が進まないのです。
豆が痛い.. 田園地帯。もう歩きたくない、歩かないと帰れない。カエルさん、助けて~。
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13:57、やっと真岡駅に着きました。駅舎はSLの形をしています。あ~疲れた。
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そういえば昔、SL撮影に出掛けたことがありました。車を持っていなかったので、駅から歩いて行ける所まで。しかも、列車本数が少ないので時間を気にしながら。車がある人はいいなあ、と思いながら。
1973/09 会津線湯野上~桑原 大川鉄橋
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歩いた距離17.4km/4時間48分、見学を除いたテクテク距離16.2km/3時間41分
自宅~自宅(バス・列車の乗車含む)約9時間、292百歩(1日としては自己最高)

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