時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

観光客多し、美術館と大社

横山大観の作品とともに日本庭園でも有名な足立美術館を訪れました。
館内の窓を額縁に見立てて庭を鑑賞する「生の額絵」や、くりぬいた床の間の壁を通して観る「生の掛軸」がありますが、その真似をしてみました。
シャッターを押そうとすると、カメラを構えてるのを気にせず前に立ちはだかる人もいて、
押すのは今でしょ、パチリ。

この時に限って、将軍の孫と共に(昔)お姉さんも出迎えてくれました。
撮れ具合はどうかな、昔に戻れるかな。

足立美術館・大観コレクションの中でも最大の作品である絢爛豪華な屏風「紅葉」は毎年秋季特別展に展示されるようです。雄大な富士を描いた「神国日本」もありました。11月30日までです。

前々日・前日とお天気は大変良かったのですが、足立美術館をあとにする頃から空模様が怪しくなってきました。
昼食を終え出雲大社に向かう途中で、雨が強く降って来ました。
連休は終わっていますが、60年に一度の大遷宮というだけあって混み合っているようです。
混んでいるだけではなく、ここに来て雨に降られるのか、と心配しましたが、大社に着いた時には雨がやみ、その後も時折降ったりはしましたがあまり濡れずに済みました。
旅に出ても、不思議とずぶ濡れになることはないです。これも日頃の行いの良さでしょうか。


出雲大社の正しい参拝を予めネットで調べておきました。
・脇の駐車場から入らず、本来は勢溜の大鳥居から参道を進む
・中央は神様の通り道であり、左右どちらかに少し寄って歩く
・手水舎で、右手に持った柄杓で水をくみ左手を清め、持ち替えて右手を清め、更に持ち替えて左手に水を受けて口をすすぎ、柄杓を立てて残った水で柄を洗う
・銅鳥居をくぐるときは、左右どちらかに寄って一礼し、右側のときは右足から左側のときは左足からくぐる
拝殿の裏手に回って八足門の前へ立ち、御本殿はここからお参りする(一般参拝では八足門から中に入れない)
・一度会釈をし、賽銭箱の前に進み出て静かに賽銭を納める(投げ入れない)
拝礼は二拝四拍手一拝 、姿勢を正し90度に腰を折る拝を2度、手のひらを合わせ右手を少し下にずらして(右手は体、左手は心、体を一歩下げる気持ち)4回打ち合わせ、右手を戻して手を合わせ静かに祈る

団体ですと、ネットで調べたような参拝が思うように出来ません。案内人のあとをついていくしかありません。
賽銭を納め、さて二拝、と思ったときに、近くの数人一斉の柏手の音が聞こえてきて心を乱されてしまいました。ぎこちない二拝四拍手一拝をすることになってしまいました。残念。
また、祈る(念ずる)のは、お願いごとをするのではなくこれまでのお礼・感謝をするものだ、ということも聞きます。あまり意識しすぎて、何かごちゃまぜのお祈りをしてしまいました。これも残念。

ということで、予定していた観光・参拝は全て終わり、バスは広島空港までひたすら走り戻ったのでした。
バスに乗って走ってる時間が長かったですね。オプションの昼食も美味しくなかったですね。ゆっくりしたい所ではあまり時間がなく、反対に時間が余り過ぎた所もありましたね。大山温泉のホテルは添乗員すら宿泊出来ないくらいの満室、大浴場(女)は朝5時からもう混んでいる、でしたね。
いろいろ不満はありましたが、地元〜羽田の送迎付きであり、飛行機はちゃんと飛んでくれたし、個人で3日間旅するにはちょっと遠すぎることも考慮し、今回のツアーは良しとしましょう。お疲れさまでした。