2013-01-25 鏡は嘘をつかない 時悠雑記 数メーター先に男はいた。光線の加減からか、やけに頬が凹んで見える。その男も私を見ている。ずいぶんと年をとったね、と言われそうだった。実際そうなのだから仕方がないと目を閉じ、理髪店での時間を過ごした。ウトウトしながら。 お昼頃に帰宅した。夜勤帰りの顔を改めて眺めてみる。さっきの男よりはましになったかな。でも、白いものが随分増えた。先ほどは近眼でよく見えなかっただけだ。 さっきの鏡、今の鏡。鏡は嘘をつかない。老い、それは避けられないと。