時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

コウモリの行方知れず

コウモリを間近で見たことがありますか。

ベランダに洗濯物を干そうとしたカミさん、壁に黒いゴミが付いているので払おうとしたら、足らしきものがあってビックリ。
お昼前に帰宅したら玄関脇の壁で私を出迎えてくれていた。家の中に入って数分後、写真を撮ってあげようとカメラを持って戻ったら、あらどこかへ行ってしまった。
いずれもアブラコウモリ(イエコウモリ)の赤ちゃんのようで、普段はいるはずのない昼間にうっかりと姿を見せてしまったようです。

夕方次第に暗くなっていく頃、ベランダのちょっとした隙間から、次から次へと食事探しに出掛けて行きます。
飛んでいるときは意外と大きいですが、1.5cmほどの隙間があれば出入り出来るようです。
数えてみました。なんと、十数匹(単位は?)のときもありました。
壁や窓・網戸は汚れるし、犬走りに毎朝いっぱい落ちてるし、糞害に憤慨。
いいことはありませんが、かといって駆除はしませんでした。
棲み着きやすいような家屋の造りが悪いんであって、コウモリは悪くない、と何かで読みました。
コウモリは捕まえたり飼ってはいけないそうです。もちろん殺してはいけません。鳥獣保護法で保護されているんです。


今年もまたコウモリ活動/毎朝の犬走り掃除のシーズンに入りました。糞の量は昨秋よりはまだ少なかったのですが。
家屋の修繕をすることになって、先日、業者の方と話をしました。
「コウモリをどうにかしたいんだけど、同じような苦情はないの」
「出て行ってもらうようには出来るんだが、やさしい人の所に棲み着くんだよね」
「仕方ないのかなぁ」などと。
その話が聞こえたんでしょうか。その頃からコウモリが突然いなくなったんです。それまでは毎朝掃除していたのですが、全然落ちていないんです。
突然のコウモリの行方知れず。コウモリと仲良くすること二十数年。いないとなると急に寂しくなってしまいました。人間って勝手なもんです。