時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

嬉し涙

夜勤明けで帰宅すると三つ指ついて出迎えられた。
部屋に入ると卓の上にはプレゼントが。
午後には息子たちが大荒れの天気にも関わらず帰ってくるとのこと。
思ってもいなかったこと、ビッグサプライズである。
1ヶ月も前からカミさんと息子たちで話し合っていたらしい。
目がウルウルしてきた。涙もろくて困ったものだ。

私自身は父の定年の時には帰省しなかった。電話さえしないで終わったような気がする。
親の大きなライフイベントだったのに、と後悔しても今となっては遅い。
親に対してしなかったことを自分に対して期待できるわけはなく、年齢的体力的にはそれなりの歳になったものの気分的にはまだ若いつもりでいたから、今回のカミさんたちの動きには全く気がつかなかった。

定年を迎えたらのんびり暮らそうと、もう何年も前から考えていた。
しかし1年前の東日本大震災
「働きたくても職場がなくなってしまった方が大勢いるじゃないか。このまま年金生活に入っていいのか」「自分に出来ること、それはさらに1年間だけでも会社に残ることではないか」と考えるようになった。
そして今日、人生の一区切りを迎えたわけであるが、これから1年間嘱託として働かせていただくことになった。
そういう機会を与えてくださった方々にお礼を申し上げるとともに、1年先以降に向けて徐々にいろんな面で慣らしていくようにしたい。

皆さま、ありがとうございました。