時悠帖・五差路

まだ若いつもりでいたがついに老いを隠せなくなった爺の 時悠生活雑記

同窓会

中学校卒業して30年のクラス会は今から十数年前のことでした。
30年ぶりに会ってもすぐ誰それと分かる人もいましたが、「誰だっけ?」と聞かざるを得ないくらい立派!?になった人が多く、年月を感じさせる5クラス合同クラス会でした。
いくら思い出しても、あとで友人に聞いても、「この人、誰? うちのクラス?」と言わせた外部侵入者?入り・クラスごとの集合写真も撮りました。
それから十年近くたって帰省した時に、そのときの幹事にひょっこり会い、近いうちにまたやるから、と聞いていたのにその案内はなく、今に至ってます。

小学校卒業以来初めてのクラス会があったのは一昨年でした。でもその連絡があったのは開催日直前、私はすでに他の予定が入っていて参加できませんでした。
中学校とは違ってわずかに40人程度の1クラス、男は確か16人と少数、その6年間でした。
やっぱり会いたかったですよ、みんなに、特に… ん十年ぶりの再会(笑。

次回は10年後…は無理だから5年後とした別のクラス会は、もうすぐ丸5年になります。
早いですね。でも、幹事は誰だったかな、はっきりと決めなかったような気もします。

一緒に学び、遊んだ仲間が集まったクラス会とは違いますが、昔にタイムスリップできる「同窓会コンサート」が2/27にありました。

出演者は、前回4年前と同じ 西口久美子(青い三角定規)、あべ静江あいざき進也、晃(フィンガー5) のほか、西城秀樹、尾藤イサオ大野真澄(ガロ)、山田パンダ(かぐや姫)、今陽子(ピンキーとキラーズ)、伊藤咲子、LILIES と懐かしい方々ばかりでした。

大きな病を患いリハビリはきついだろうけど頑張ってる秀樹さん..
病と闘ってる知人やクラス会で再会することなく亡くなった友達を思い出し..
.. 涙が流れ落ちるのを止めることは出来ませんでした。

ステージ最後はみんなでYMCA。余談ですが、Mのたびに私の頭がチクッ。
そうなんです。そろそろ爪切りしなきゃと思ってた時に薄くなった頭にM、チクッ。
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今陽子さんと一緒に写真を撮らせていただき、次回もまた聴きに来たいね・・・
懐かしさ一杯の、そして一人涙の、同窓会コンサートでした。

菊次郎とさき

小説「菊次郎とさき」(ビートたけし著)は2001年に初めてドラマ化され、2003年からは連続ドラマが3シリーズ、2012年には舞台化されたそうですが、私はいずれも観たことがありません。
今回、2度目となる舞台版(1/3~全国14ヶ所で公演予定)が我が町にもやってきました。
主な出演は、連続ドラマのときから変わらない 陣内孝則室井滋、梨本謙次郎、濱田マリ のほか、音無美紀子、鶴田忍、風間トオル です。

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地方の公演ではその地に合わせて内容のごく一部を変えているんでしょうか。
チラシでは、莫大な立退料が入る予定になり北野家の長男は長屋では誰も持っていなかったテレビを買ったことになってますが、我が町での公演では車を買ったことになっていました。確かに、車がないと日常生活が少々不便な所ではあります(笑。
新幹線で来られた室井さんは「意外と近いんですね。」
そう、近いんです。東京~大宮が25分、その大宮からはわずか17~18分、「おやまゆうえんち~」でも知られていました。もうだいぶ前になくなりましたけど。

笑いあふれる人情喜劇、我々観客が白菜に見立てられたり一緒に万歳したり、最後はホロっとさせられたりと、十分楽しむことが出来た「菊次郎とさき ~北野家の逆転!?金メダル狂騒曲!~」でした。

こだわり

カミさんが毎朝きっちりと掃除してくれるので恒例の年末大掃除は楽になり、また、私の担当分は激減して随分と楽をさせてもらった。
いつものように掃除をしているのを少々気にしながら私はテレビを見ていた。

今朝の番組の中に出てきた言葉や感じたこと・・・
こだわりの人生、言葉・文章にする面白さ難しさ、普通とは?、老人力...
私が読むブログでも、皆さんはこだわりをもって作品を作り、記事を書いている。持論を展開している。
私にはそういうもの・ことが足りない。
(中途半端は嫌いであるがそれは意固地からきてるのかもしれない。)
...そして思った。
そうだ、1年以上も持ち歩いていてまだ真っ白なメモ帳(B7サイズ)を今後も持ち歩き続け、スマホ予定表のバックアップとしてではなく、普段の生活で気になったり感じたりしたことをすぐメモるようにしよう。来年は こだわり を探してみよう。

こだわる:難癖・文句をつける、必要以上に気にする などの意味があるが、ここでは、妥協しない・とことん追求する のような肯定的・いい意味でいきたい。

つい昨日、新たにブログを作ってみた。このブログ 五差路 の旅歩足跡カテゴリーだけを抜き出したものである。「ちょい歩・ちょい旅」

(その後、ブログの整理を行い、「ちょい歩・ちょい旅」はなくなりました。)

パソコンで見る限り私の意図する見え方だと思う。(一部の画像が背景画像のように見えるように、2014年分を編集

(この時に意図したものは、「五差路写真館*1」に反映されています。)

スマホタブレットで見ることは考慮していない。(2015/1/6、iPhone, iPad / Retina Display では一応画像が見えるように修正した)
中途半端は嫌いであるが、残念ながら私にはこれ以上の力がない。
スマホタブレットでもOKな、このような感じのブログテーマが現れることを願って、今年は終わる。

*1:2020/04/30 カテゴリー[五差路写真館]としてこのブログに統合しました

僕の死に方 妻の生き方

いろいろな○活 がありますが、私の終活として、家族が知っておくべきことなどを取りまとめつつ
あります。押し入れの奥に入れっぱなしだったアルバム/プリント写真のパソコンへの取り込みも
その一つです。
そんな中、「僕の死に方」がちょっと気になってました。

先月の日帰り帰省の新幹線の中で読みました。
行きに半分、帰りに残りを読みましたが、帰りはうるうるしてきてどうしようもありませんでした。
しばらくたってから、続編といっていいと私は思うのですが、「妻の生き方」も読みました。

突然、余命宣告されたらどうしますか。
時間は限られている、その残された時間を精一杯生きる、なんて私には言えそうもありません。
誰でも絶望感に陥ると思います。しかし、そこからが違うのですね。何から何まで自分自身で
「残された命と確実にやってくる死」に向き合い始めるのです。
とことん前向きに進む、そして、とことん寄り添う妻。

41歳で急逝した売れっ子流通ジャーナリスト 金子哲雄 さんとその妻の、死の記録と生の記録、
お勧めします。(★★
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「息抜く力 生き抜く力」

「好きなもの」は人それぞれ、一致するのは難しい。「嫌いなもの」は共通しないと長く共にいるのは
難しく、いちばん大切な判断のものさしである。

「がんばれ、あきらめるな」という励ましは時と場合によってはかえって苦しめることになる。
「俺はこんなにがんばってるのに.. もっとがんばれというのか..」

死を迎えようとしている人たちの声で多いのは「死への恐怖」ではなく「1日が長い」という苦痛。
「もうこれ以上やらなくていいよ。ゆっくり寝てなよ」と声をかけるのは苦しみと向き合い続けろと
言ってるのと同じ。

どうしたら苦痛から逃れられるのか、和らげてあげられるのか。本人、そして周りの人、どう向き合えばいいのだろうか。

「未来から開放されている」 これは、何もやることがないのではなくて、何でもできるということ。

「死生観」

いろいろと、気付かされることや考えさせられるものがありました。

超高速!参勤交代

無理難題を押し付けられたらどう切り抜けるか。
映画「超高速!参勤交代」を観てきた。

参勤から帰ったばかりというのに、再度5日以内の参勤を命ぜられた湯長谷藩(現いわき市)。
さあ、どうする。
通常でも8日かかる道程を実質4日だなんて時間がない。カネがない。それに人もいない。
お人好しの殿様、知恵者の家老、その他個性豊かな藩士たち7人で大名行列に見せかける…
奇想天外な作戦でピンチを切り抜けていく。
キャストは、佐々木蔵之介深田恭子伊原剛志、そのほか豪華俳優陣。

館内、最初から笑いが漏れていました。最後まで面白かったです。お勧めします。(★★★)

なお、参勤とは主君のもとに出仕すること、交代とは領地に帰ることだそうです。

君と一緒にきみを

今夏シーズン初めてだった。きみを食べたのは。

きみといっても"君"ではなく、トウモロコシのことである。
むしゃむしゃとむしゃぶりついて、まず最初に2~3列を食べる。
引き続きむしゃぶりついて残り全部を食べてもいいが、食べたあとが極めて見苦しくなる。
だからその後は、下側の歯で数粒を下から上にひっかけるようにして1列ずつ片付けていく。
食べ終わったら、最初に食べた2~3列の見苦しい部分を下にして戻す。ごちそうさま。
一方、カミさんは1粒ずつ取っていく。最初はとても取りにくいとは思う。
1列が終わっても私のように歯を使うことなく、その後も数粒ずつ手指で取り外していく。
とても満足そうに、時間をかけて。食べ終わりはきれいである。
食べ終わった私がじ~っと見ていると、食べる?と聞いてくれることもある。
ああ、きみに幸せを感じるとき。
きみが大好き、という人と一緒になれてよかった、とこのときは思う。

母が庭先で取ってきたきみを、皮は全部むかずに大きな鍋の中へ、茹で上がってから皮をむく。
それを熱い熱いと言いながら食べた。
何粒くっつけたままきれいに列から取り外せるか、兄弟で競争をしたりして..
そろ~っと置かれた数粒の長い列、それをチョンと突っついて、くっついてないじゃないか、
と言い合ったりして.. 子どもの頃のそういう思い出。

ところで、むしゃぶりつくとは、感情が激して激しい勢いで抱きつくという意味であり、
従来は食べ物に関しては使われなかった、とのことである。

日本語、どうでしょう? - “むしゃぶりつく”ことができる対象は? -

コテン テクテク ポツポツ

駅に行く用事があったが、天気のいい日にはなるべく歩くようにしていて(ホント?)40分、でも今日はいつ降ってくるか分からない。
そこへ、市の循環・地域コミュニティバス無料乗車券2枚が手に入った。グッドタイミングである。
でもバスは混んでいたなあ。立ちっぱなし10分間、若いから問題なし。今の時期は毎日混むのかな。

駅での用事を済ませ、まちかど美術館へ向かった。「カズ タナカ その世界2」f:id:saitoy05:20140611135152j:plain

個展を観に行くのは今週、駅へ行くのは来週、このふたつの予定をくっつけて今日である。
10時ちょうど、まだ早すぎたのか他には誰もいなかった。
前回の昨年10月もそうだったが、平日に訪れるとその分、じっくりと観ることが出来る。

十分楽しませていただいて、さて、帰りのバスは…40分待ち。それじゃ歩こう、と歩き始めた。
10分後、ポツ、ポツポツ。さらに10分後、普通に降ってきたよ。そして家に着く頃、止んできたよ。

バス乗車券が1枚残った。有効期限6.11と書いてある。残念。